H3K27me3の欠失を示す髄膜腫は再発が多い:7報2,180症例のメタアナリシス

公開日:

2022年10月27日  

最終更新日:

2023年1月24日

【背景】

びまん性正中グリオーマでは,H3K27の変異は遺伝子抑制ヒストン修飾であるH3K27のトリメチル化(H3K27me3)を欠失させることを通じて腫瘍化や腫瘍増殖に寄与している(文献1,2).また最近,髄膜腫でもH3K27me3の欠失が再発と関わっていることが報告されている(文献3~7).マイアミ大学のLuらは2018年以降に報告された後方視研究7報2,180症例(男性59%,平均56歳)のメタ解析を行った.WHOグレード2~3のみあるいは3のみを対象とした研究もあり報告間のバイアスは大きかった.H3K27me3欠失を有する患者は213例10%であったが,プール解析では15%と算出された.