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2022年12月30日最終更新日:
2023年2月14日【背景】
CT検査は重要な診断ツールであるが,放射線被曝によるリスクが伴い,特に小児では大きな問題となる.ドイツのブランデンブルク医科大学などの国際研究チームは,1977年から2014年に欧州9ヵ国276施設において,22歳未満で初回CT検査を受けた患者のうちそれまでに癌や良性脳腫瘍がなく,かつ 初回CT後最低5年間生存し癌を発症しなかった 658,752例(男性56%)をコホートとして,その後の悪性脳腫瘍発生のリスクを推定した.全体の73%が,最低1回の頭頚部のCT検査を受けていた.初回CT検査5年目以降の追跡期間は中央値5.6年(2.4~10.1年),82%は最終追跡時に30歳未満であった.
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