抗けいれん剤の長期投与がパーキンソン病の発症につながるのか:UKバイオバンクの解析

公開日:

2023年3月6日  

最終更新日:

2023年4月12日

【背景】

以前からてんかんとパーキンソン病の関係が指摘されているが(文献1,2),抗けいれん剤服用が影響している可能性も推測されている.本研究は英国バイオバンク・データベースに参加の50万人のうち処方データがリンク出来た22万人を用いたコホート内症例対照研究である.パーキンソン病と診断された1,433名(年齢中央値71歳,男性61%)を抽出し,年齢・性・人種・社会経済的状況をマッチさせた8,598例を対照群として抗けいれん剤の服用状況を比較した.