難治性てんかんに対する再手術3年後のEngelクラス1が71%:ミュンヘン大学の38例

公開日:

2023年4月12日  

最終更新日:

2023年7月11日

【背景】

難治性てんかんに対する外科手術は2/3の症例で発作の消失をもたらす(文献1).では,発作が残った症例に対する再手術の効果はどうか.本稿はミュンヘン大学における後方視研究である.2010年以降の10年間に初回手術を受けた337例(切除術329例,離断術8例)中,術後発作消失例,PNESと診断された4例,DBSを受けた4例を除いた48例が再手術を視野に術前再評価を受けた.このうち40例が再手術を受け,観察期間が12ヵ月以下の2例を除いた38例(離断術5例を含む)を解析対象とした.年齢中央値34歳.初回手術から再手術までの中央値74ヵ月(5-324).再手術後の追跡期間中央値38ヵ月.