公開日:
2023年5月24日最終更新日:
2023年7月11日【背景】
再発膠芽腫における再照射の役割に関する評価は一定していない.本稿は米国17施設で実施された,再照射に関する世界最初のRCTの結果である.対象は組織学的に診断された膠芽腫(WHOグレード4)で,2012-2016年の間に再発が診断された182例.年齢,KPS,再手術の有無を層別化した置換ブロック法で,ベバシズマブ単独(BEV)とベバシズマブ+局所再照射(35 Gy/10回)(BEV+RT)に,一対一でランダムに割り当てられた.全症例のMGMTメチル化率は17.6%で,2群間で差はなかった.ベバシズマブ静注は,10 mg/kgを2週間に1回,腫瘍進行と判断されるまで継続した.
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