症候性の内頚動脈あるいは中大脳動脈閉塞に対するEC-ICバイパスの有効性は示されず:中国におけるRCT(CMOSS試験)

公開日:

2023年9月11日  

最終更新日:

2023年10月18日

【背景】

理論上は血行力学的脳虚血を示す内頚動脈閉塞に対するEC-ICバイパスは脳梗塞再発予防に有用な筈であるが(文献1),過去のRCTはその有効性を示していない(文献2,3).本稿は中国の13施設で実施されたRCT(CMOSS研究)である.対象は軽症虚血性脳卒中(mRS:0-2の転帰)を来した動脈硬化性の内頚動脈閉塞か中大脳動脈閉塞で,血行力学的脳虚血を示す65歳以下の成人324例.163例が薬物療法単独に,161例が薬物療法+EC-ICバイパス手術に無作為割り付けされた.対象例のうち内頚動脈閉塞は57%.複合主要アウトカムは割り付け後30日までの脳卒中か死亡あるいは30日-2年間の同側の虚血性脳卒中と設定した.