Neurosurgery Summary - 転移性脳腫瘍, 放射線治療, 薬物治療, CDK4/6阻害薬, HR+, HER2+, 長期生存, 定位手術的照射, 乳癌, 脳転移, ホルモン治療, 分子標的薬, 免疫療法, 米国
公開日:
2023年11月27日最終更新日:
2024年3月4日【背景】
乳癌患者では20%前後で脳転移が起こる(文献1,2).乳癌脳転移患者の予後は他の癌腫に比して良好であるが,それでもOS中央値は8-17ヵ月で,3-6割の患者では脳転移巣が死因となっている(文献3,4).しかし最近,乳癌に対しては分子標的薬による治療が普及し,脳転移に対しても定位手術的照射(SRS)が一般的になっているので,その臨床像が変化している可能性がある.本稿はニューヨーク大学ランゴン・ヘルスにおいて,2012年以降に脳転移に対してSRSが実施された乳癌患者190例(平均56歳,脳転移巣数の中央値3個)の後方視的解析である.SRS実施時のKPS ≥80は89%.経過観察期間中央値16ヵ月.
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