慢性硬膜下血腫手術後のトラネキサム酸投与が再発を減少させる:静岡国保データベースから

公開日:

2023年12月22日  

最終更新日:

2024年3月4日

【背景】

慢性硬膜下血腫術後の再発率は5-30%と高い.中硬膜動脈塞栓術や漢方薬を含むいくつかの薬剤など,再発回避策が試行されているが,安全かつ有効性の高いものは少ない.
静岡県立総合病院のMiyakoshiらは,トラネキサム酸の効果を明らかにするために,静岡国保データベースから,2012年から2020年に初回穿頭術が行われた8,544例(60歳以上,平均年齢81歳,93病院)を抽出し解析した.中硬膜動脈塞栓術が施行された患者は除外した.このうち473例(34病院)が手術後に最低2週間以上トラネキサム酸(中央値750 mg/日)投与を受け,6,174例が非投与であった.追跡期間は6ヵ月.