公開日:
2024年1月16日最終更新日:
2024年3月4日【背景】
覚醒下腫瘍摘出術が全身麻酔下摘出に比べて,エロクエント皮質のグリオーマの安全かつ最大の摘出の可能性を高める事が多数報告されているが(文献1-4),これを否定する報告もある(文献5-7).ジョンズホプキンズ大学のSattariらは,覚醒下腫瘍摘出術の有用性を明らかにするために,両手術法を比較した過去の15報告2,032例を対象にメタアナリシスを行った.この中で,低悪性度グリオーマ(グレードI,II)は26.8%で,高悪性度グリオーマ(グレードIII,IV)は69.8%であった.
800例(39.4%)が覚醒下手術を,1,232例(60.6%)が全麻下手術を受けていた.
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