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2024年1月16日最終更新日:
2024年3月4日【背景】
頭蓋咽頭腫では視床下部機能や視機能を温存しながらの可及的な摘出が治療の第一選択である.
一方,腫瘍の下垂体茎浸潤が高度であれば根治性を上げるために下垂体茎を切断することはやむを得ない.浸潤が無いか軽度の場合には,下垂体茎を形態的に温存することが多いが,その場合でも術後下垂体機能が必ずしも保たれる訳ではない.本稿は,インドシアニン・グリーン(ICG)蛍光観察による腫瘍摘出後の下垂体茎血流残存程度の評価が術後下垂体機能を予測し得るかを検討したものである.
対象は過去約1年間に経鼻内視鏡的に摘出した頭蓋咽頭腫連続10例(平均年齢56.6歳).腫瘍摘出後にICG 10 mgを経静脈投与した.
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