公開日:
2024年2月26日最終更新日:
2024年5月13日【背景】
術中MRIは脳腫瘍手術における摘出度と安全性向上の目的で普及しつつあるが(文献1,2,3),撮像前後の磁性体の取り外しと再装着,ドレープの付け外し,患者移動,全手術時間の延長などによる感染のリスク上昇は気になるところである.本研究は,2018年6月以降の約1年間にミュンヘン大学脳外科において術中MRIを使用して脳腫瘍摘出手術が行われた114例(グループ1:グリオーマ91%,転移性腫瘍9%)と,同時期に術中MRIを使用せずに脳腫瘍摘出手術が行われた126例(グループ2:グリオーマ35%,転移性腫瘍65%)を比較したものである.
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