新生動脈瘤(de novo aneurysm)発生のリスク因子:19報告9,351例のメタアナリシス

公開日:

2024年4月1日  

最終更新日:

2024年5月13日

【背景】

新生動脈瘤(de novo aneurysm)は,最初に発見された動脈瘤から離れた部位に新たに生じた2番目以降の動脈瘤である(文献1).中国・重慶医科大学のTanらは過去に報告された論文を基にメタアナリシスを行い,新生動脈瘤発生のリスク因子を解析した.
開発コホートは19研究に含まれた9,351例で,追跡期間は3.3–18.8年.
検証コホートは重慶医科大学の2つの附属病院で,2010年からの5年間に脳動脈瘤に対する治療が行われた患者のうち,術後0.5,1.5,3.5年,5-10年にDSAによる経過観察が行われた776例(951瘤)で,平均追跡期間は6.2年.