公開日:
2024年12月15日最終更新日:
2025年1月7日【背景】
施設毎の脳腫瘍に対する年間手術数が手術成績と相関するという報告はいくつかあるが(文献1,2,3,4),手術数が単純に二分されているだけであったため,詳細な統計学的評価は困難であった.USCケック病院脳外科のHanらは,米国再入院データベース(NRD)より,2016年からの3年間に実施された悪性脳腫瘍の手術34,486件を抽出して,病院毎の年間手術件数が手術死亡,合併症,予定外再入院に与える影響を多変量線形解析した.年間手術件数毎の総手術件数の内訳は1-2例:2%,3-6例:6%,7-16例:17%,17-349例:75%.各群における教育機関病院の手術件数の割合は48%,37%,24%,4%であった.
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