80歳以上の三叉神経痛患者に対する神経血管減圧手術は危険か:クリーブランド・クリニックの経験

公開日:

2026年4月11日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

神経血管減圧手術(MVD)は三叉神経に対する最も有効な治療法であるが,高齢者では併発疾患やフレイルのため選択されにくく,ガッセル神経節に対する破壊的(ablative)な治療やガンマナイフ治療が選択されることが多い(文献1-4).70歳以上でも,MVDによる合併症は特に増加しないとの報告もあるが(文献5-8),80歳以上に特化した報告はない.本研究は2018-2024年にクリーブランド・ファンデーション2施設において実施されたMVD 280例を対象に,80歳以上に対するMVDの安全性・有効性を評価した.傾向スコアマッチングで,全280例から1:4の割合で152例(80歳以上33例,80歳未満119例)を抽出して解析対象とした.