中大脳動脈分岐部の動脈瘤にはクリップか血管内治療か:米国ハイボリューム10施設における1,060例

公開日:

2026年4月11日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

脳動脈瘤に対する血管内治療は高い有効性を示しているが,中大脳動脈分岐部(MCAb)の動脈瘤に対しては,未だに顕微鏡下クリッピング(MC)の方が安全性,根治性が高いと信じられ,多用されている(文献1).しかし,近年の血管内治療新規モダリティーの登場によっても(文献2-6)MCの優位性は揺るがないのか?
本稿は,米国の大規模脳血管センター10施設で,2008年以降の15年間で治療されたMCAb動脈瘤の1,060例(破裂動脈瘤は336例31.7%)に基づいて,この問題を検討したものである.722例(68.1%)がMC,338例(31.9%)が血管内治療を受けていた.平均年齢は血管内治療群で高かった(60 vs 56.2歳,p <.001).