脳主幹動脈急性閉塞に対するアルテプラーゼとテネクテプラーゼのRCT:日本のT-FLAVOR試験の218例

公開日:

2026年6月30日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

テネクテプラーゼはアルテプラーゼの遺伝子改変型であり,フィブリン特異性が高く,血漿中半減期がより長く,PAI‑1による阻害に対する抵抗性が強い(文献1,2).静注血栓溶解療法においてもアルテプラーゼと比較して出血性合併症を増加させることなく,より良好な臨床転帰をもたらすことが報告されており,欧州や米国では臨床応用が進んでいる(文献3-7).
本稿は,日本における常用量(国際的には低用量)(0.6 mg/kg)のアルテプラーゼとテネクテプラーゼ(0.25 mg/kg)のRCTの結果である.
対象は,発症4.5時間以内の静注血栓溶解療法の適応があり,発症6時間以内に血栓回収療法を受けることが予定された急性脳主幹動脈閉塞患者.