微小下垂体腺腫(クッシング病)の検出に有用なMRI撮像法

Vol.2, No.3, P.9 公開日:

2017年5月27日  

最終更新日:

2020年12月15日

【背景】

クッシング病において微小な下垂体腺腫をMRIで検出できるかどうかは,治療成績に大きな影響を及ぼす.本研究ではクッシング病と診断された131例のうち,初回MRIで腫瘍がはっきり検出できなかった57例を対象とした.MRIは①conventional MRI(CMRI),②dynamic MRI(DMRI),③spoiled-gradient echo 3D T1 sequence(SGE)(= SPGR,VIBE)を撮像し,それぞれの腫瘍検出率について比較検討した.