コントロール良好の先端巨大症患者において,第1世代ソマトスタチンアナログ+ペグビソマントからパシレオチドへの切り替えが可能か

公開日:

2018年4月12日  

最終更新日:

2021年1月18日

【背景】

本研究は第1世代ソマトスタチンアナログ(SSA)+ペグビソマント(PEGV)の投与によりコントロール良好な先端巨大症患者61例を対象とした.まずPEGV投与量をbaselineの50%に下げ,12週後もIGF-1が正常範囲で維持した症例はパシレオチド徐放剤(PAS-LAR)単独(60mg/月)に変更し,IGF-1が正常範囲より高くなった症例は,PAS-LAR(60mg/月)に加えて減量したPEGVを併用した.以降,PEGVの増量は認めないが,IGF-1が正常値を下回る場合だけPEGVを漸減した.そして24週後のIGF-1値,高血糖の出現率などを検討した.