公開日:
2018年4月16日最終更新日:
2020年10月23日【背景】
近年,手術手技の向上と,内視鏡の導入によって,成人の頭蓋咽頭腫では経蝶形骨洞手術が頻用されるようになってきた(文献1,2).しかし,小児においては顔面骨の狭小さと,蝶形骨洞の未発達のため,経蝶形骨洞手術の導入は遅れてきた.虎の門病院のYamadaらは65例(女児28,男児37例)の小児頭蓋咽頭腫に対する経蝶形骨洞手術の経験をまとめた.初回手術は45例で再手術例は20例.平均年齢は9.6歳(0.8〜17.9).
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