公開日:
2018年9月21日最終更新日:
2020年10月28日【背景】
自己免疫性下垂体炎に対するステロイド治療の有用性あるいは適切な使用量は確立していない(文献1,2).ローマのChiloiroらは,下垂体炎患者20例を対象に,プレドニン50 mg(3ヵ月間維持,その後徐々にtaperingして最低13ヵ月間継続)と経過観察の2群にわけて,その転帰を検討した.60歳以下,下垂体機能低下症,神経症状陽性のいずれかに該当する患者にはステロイド治療を,それ以外の患者とステロイド治療が禁忌の患者には経過観察を推奨した.
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