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2018年11月1日最終更新日:
2021年3月10日【背景】
経口糖負荷試験(OGTt)における成長ホルモン(GH)の反応性は,その底値が重視され,診断(>0.4 µg/L)や治療効果の判定に用いられてきた.しかしそれ以上の利用,例えば,その反応パターンと先端巨大症の臨床像あるいは治療反応性との相関については検討されることが少なかった.イタリアPadova大学のScaroniらは,496例の先端巨大症の患者を対象としてOGTtを施行,その結果,GH基礎値の20%以上の上昇を示したものを奇異反応(GH-Par,n=184),それ以外を非奇異反応(GH-NPar,n=312)と判定して臨床像と比較した.
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