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2018年12月11日最終更新日:
2021年3月11日【背景】
成長ホルモン受容体拮抗薬のペグビソマント(PEG,ソマバートⓇ)が,本邦で薬価収載されて11年になる.本剤の臨床治験では,それまで種々の治療でコントロールが困難であった先端巨大症患者において,実に97%のIGF-1が正常化するという驚異のデータが打ち出され(文献1),PEGはヨーロッパ,米国で採用となった.しかし,その後の,実地臨床(real world)での使用では,IGF-1の正常化は60%強に過ぎないことがわかり(文献2),その落差が話題にもなった.本ACROSTUDYはヨーロッパと米国で実施されている市販後調査で,2004年に開始され,2016年5月の段階で調査開始後12年になる.本稿は,安全性と効果についての経年的な観察の結果である.n=2,090
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