アグレッシブなプロラクチン産生腺腫に対するエベロリムス:症例報告と培養系における検討

公開日:

2019年1月30日  

最終更新日:

2021年1月19日

【背景】

アグレッシブなプロラクチノーマでは抗癌剤,放射線を含む種々の治療に抵抗性を示し,予後不良となるものも多い.mTOR阻害剤のエベロリムスは種々の神経内分泌腫瘍(NET)に対する有効性が報告されている.UCLAのZhangらは,アグレッシブなプロラクチノーマに対するエベロリムスの使用経験を報告し,他のプロラクチノーマ7例とラットGH3細胞株(GH+プロラクチン産生)を用いて,効果発現機構を検討した.