ADC値の低い非機能性下垂体腺腫は再発しやすい

公開日:

2019年5月24日  

最終更新日:

2020年12月21日

【背景】

非機能性下垂体腺腫のうち一群では,早期のうちに残存腫瘍の増大や全摘出後の再発(P/R)が起こる.本研究は台湾のChi-Mei Medical Centerで手術された非機能性下垂体腺腫を対象に,P/Rに関わるMRI上の特徴,特にADC値の意義を検討したものである.対象は良性で充実性の非機能性下垂体腺腫30例.このうち19例(63.3%)でP/Rが認められた(P/Rまでの期間中央値24ヵ月).