公開日:
2019年8月6日最終更新日:
2021年1月20日【背景】
ACTH産生下垂体腺腫(クッシング病)では,手術によって寛解が得られない症例が2割近く存在する.またごく微小な腺腫も多く,術前MRIで発見出来ないことが多い.これらに対する手術療法も進歩しているが,必ずしも満足すべき結果を上げていない.本論文は,クッシング病を含むクッシング症候群に対する薬物療法に関する論文のメタアナリシスである.対象は35論文(1,520症例).以下,クッシング症候群のうちクッシング病に対する薬物療法の効果と副作用を,本稿から抜粋した.
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