公開日:
2020年4月28日最終更新日:
2020年5月14日【背景】
ソマパシタンは成長ホルモン(GH)にアルキル化によって脂肪酸を結合したもので,脂肪酸の部分で血中のアルブミンと非共有結合するため分解されにくく,週に1回の皮下投与で,GH血中濃度の維持が可能となっている.既に成人,小児とも1相試験ではその安全性と有効性が示唆されている(参考文献1,2,3).本研究は日本を含む世界13カ国で実施された成人GH欠損症患者に対する第三相RCTである(n=301).患者は2:2:1の割合で週に1回のソマパシタン,一日1回皮下注のdaily GH,週に1回の偽薬に割り当てられた(34週).その後の延長52週間ではソマパシタンかdaily GHが投与された.
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