公開日:
2020年7月1日最終更新日:
2020年12月9日【背景】
下垂体腺腫の硬さは様々であるが,硬さの評価法が定まっていないので,硬さと臨床像の関係は不明である.USC脳外科チームは自験の下垂体腺腫306例(70%が非機能性)を5段階グレードに分類した.定義とその頻度は,Grade 1:嚢胞あるいは出血性(4.9%),Grade 2:柔らかく吸引可能(36.6%),Grade 3:中間の硬さで,部分的に吸引可能(40.8%),Grade4:硬くて,吸引は困難で被膜外摘出が必要(17%),Grade5:非常に硬いか石灰化した腫瘍(0.7%).検者間信頼性評価のために,4人の術者が20症例の手術ビデオを見て,各自でスコアリングした.
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