視神経圧迫が見られるが視野障害のない非機能性下垂体腺腫の自然史

公開日:

2020年7月1日  

最終更新日:

2020年12月9日

【背景】

無症候性の非機能性下垂体腺腫はしばしば発見され,基本的には経過観察が行われる.では,既に相当の鞍上部進展があり,視神経の圧迫が認められる症例ではどうなのか.ソウル大学のHwangらは関連2施設で発見された無症候性の非機能性下垂体腺腫のうち視神経の圧迫が認められた81例(年齢中央値58歳)を中央値60ヵ月間追跡して,その自然史を解析した.