先端巨大症患者の閉塞性睡眠時無呼吸は治療によって改善するか:734症例のメタアナリシス

公開日:

2020年7月8日  

最終更新日:

2021年1月12日

【背景】

先端巨大症患者では,睡眠時無呼吸は20~80%の頻度で認められる(文献1).原因としては,舌の肥大,頭蓋顔面骨の変形,咽頭-喉頭軟部組織の肥大などによる閉塞性が2/3で,過剰なGH/IGF-1による呼吸中枢の障害が1/3である.治療によって,閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)がどうなるのか統一した見解はない.イタリアのパドヴァ大学のチームは,既報の24研究734症例に基づいてメタアナリシスを行った.