トルコ鞍部肉腫:94例のシステマティックレビュー

公開日:

2020年12月28日  

最終更新日:

2021年1月30日

【背景】

トルコ鞍部に発生する肉腫は極めて稀である(文献1).バルセロナのGuerrero‑Pérezらは,本腫瘍の病態を明らかにするために既報のトルコ鞍及びトルコ鞍周囲の肉腫94例を塊集しシステマティックレビューを行った.58.5%が男性で,平均年齢は39.2±17.2(SD)歳.62%が軟部組織の肉腫,38%が骨の肉腫であった.66%は原発性,31.9%は放射線後に発生し,7.4%は転移性であった.放射線照射から肉腫発生までの期間の中央値は10.5年.原発性では軟骨肉腫と横紋筋肉腫(文献2)が多く,放射線後の発生では線維肉腫が多かった.