公開日:
2021年1月26日最終更新日:
2021年5月29日【背景】
先端巨大症患者で頻繁に認められる骨関節症(文献1)は,寛解後どうなるのか.ライデン大学のPelsmaらはベースライン時で2年以上寛解=生化学的なコントロール状態(正常IGF-1,糖負荷後GHの抑制が正常)にある先端巨大症患者31例(平均60歳)を対象とした長期的観察研究でこの問題を検討した.患者の半数には手術単独が実施され,残りは放射線やソマトスタチン作動薬が使用されていた.X線上の関節症の評価にはKellgren and Lawrence(KL)スコアを用いた.ベースライン時,中央値で2.6年後,9.1年後に調査を行った.
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