公開日:
2021年2月13日最終更新日:
2021年3月5日【背景】
異所性ACTH産生腫瘍の局在検出は必ずしも容易ではない.こうした異所性ACTH産生腫瘍の局在検索をするための人的・資源的なコストを考慮すれば,先ず内分泌学的に高い精度でACTH産生下垂体腺腫(クッシング病)の存在を予測した方が有利である.中国天津大学のDingらは自験のACTH依存性クッシング症候群112例(確定診断された異所性ACTH産生腫瘍24例,確定診断されたACTH産生下垂体腺腫88例)を開発コホートとして,クッシング病に対する簡易で精度の高いスクリーニング指標であるACTH-UFC-I(インデックス)(血中ACTH濃度×1日尿中遊離コルチゾル値/10,000)を開発した.
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