GnRH作動薬による下垂体卒中:ハーバード大学関連2病院の7例と29例の文献レビュー

公開日:

2021年5月21日  

最終更新日:

2021年9月1日

【背景】

GnRHa(ゴナドトロピン放出ホルモン作動薬)は前立腺癌,子宮内膜症,不妊などの治療目的で使用されている(文献1,2).GnRHa投与による下垂体卒中は良く知られているが(文献3,4),その臨床像は詳細ではない.本研究はハーバード大学関連2病院(MGHとBWH)で過去30年間にGnRHaが投与された31,064症例のデータベースから下垂体卒中を発症した7症例(0.02%)を抽出して解析している.GnRHaは男性6名(中央値72歳)で前立腺癌に対して,女性1名(22歳)で排卵誘発(卵子提供)目的で投与された.いずれも事前に下垂体腺腫の診断は得られていない.