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2021年5月31日最終更新日:
2021年10月21日【背景】
全インド医科大学(AIIMS,ニューデリー)脳外科のチームは2001年から15年間で経験した頭蓋咽頭腫176例のうち径が4 cmを超える巨大腫瘍44例(巨大群,25%)を後方視的に解析して,その臨床像を求めた.肉眼的全摘(GTR)は39%,亜全摘(STR)は61%で達成され,11例(25%)はSTRの後に放射線照射(RT)が施行された.術後の新規脳神経症状は27%で,新規運動障害は20%で認められた.
GTR群では17%,STR群のうち非照射症例では38%,STR群の照射症例では9%(1例)で再発が診断された.
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