Pituitary Summary - プロラクチン産生腺腫, 薬物治療, アナストロゾール, アグレッシブ腺腫, カベルゴリン抵抗性, カベルゴリン, 男性, 閉経後女性, プロラクチノーマ, イタリア
公開日:
2021年8月23日最終更新日:
2021年12月10日【背景】
プロラクチノーマに対する治療の第一選択はドパミンアゴニスト(DA)であるが,男性のプロラクチノーマではDA抵抗性で浸潤性の発育を示すものが多い(文献1,2).このためWHO2017の分類では男性プロラクチノーマはアグレッシブ下垂体腺腫の1つに組み入れられている(文献3).ラットに対するエストロゲン投与はプロラクチン産生細胞の増殖とプロラクチン産生腺腫の成立をもたらす(文献4,5).男性プロラクチノーマでもエストロゲン受容体が発現していることが知られている(文献6).エストロゲンは女性では卵巣で産生されるが,男性では副腎由来のアンドロゲンがアロマターゼによってエストロゲンに変換される.
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