先端巨大症の外見を呈しIGF-1が高値なのに正常GH抑制を示すLow GH acromegalyあるいはMicromegalyの病態:ミラノの25例

公開日:

2021年10月20日  

最終更新日:

2022年9月11日

【背景】

先端巨大症の症状を示す患者やその他の患者で経口糖負荷試験中(OGTt)のGH底値(GHn)が正常抑制(<0.4 μg/L)を示しながら,IGF-1が高値を示すことがある.本稿は,ミラノ・ポリクリニコ病院内分泌科で2008年以降にOGTtを施行した患者の中でこのような乖離が認められた53例(女性34名,平均年齢54歳)の解析である.GHn中央値は0.06 μg/L(IQR,0.05~0.16),IGF-1 SDS中央値は+3.1(+2.5~4.0)であった.先端巨大症の外見を呈した25例をGR1,他の理由でOGTtを行った28例をGR2とした.