Pituitary Summary - プロラクチン産生腺腫, 外科治療, 薬物治療, 経蝶形骨洞手術, カベルゴリン, ドパミン作動薬, プロラクチノーマ, マクロアデノーマ, メタアナリシス, 米国
公開日:
2021年11月8日最終更新日:
2022年2月2日【背景】
プロラクチノーマに対する治療の第1選択は薬物療法であるが(文献1,2),薬物療法単独での寛解が得られない例もある.本稿はドパミン作動薬で寛解が得られなかったプロラクチノーマに対する手術療法の効果に関するメタアナリシスである.対象は2008年以降に発表され,PRISMA声明に基づいて抽出された10報816例で,このうち657例に手術が施行されていた.38%は観察期間中央値49ヵ月で手術単独での寛解状態であった(p<.001,I2統計量=67%).62%は観察期間中央値53ヵ月で集学的治療(薬物治療再開や定位放射線治療8%を含む)による寛解状態であった(p<.001,I2=93%).
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