薬物療法に抵抗性のプロラクチン産生腺腫に対する治療選択におけるメチオニン-PET/MRIの有用性

公開日:

2022年8月26日  

最終更新日:

2023年9月13日

【背景】

MRIで描出が困難なACTH産生腺腫やGH産生腺腫に対するメチオニン-PETとMRI-コレジストレーション画像(Met-PET/MRI)の有用性が報告されている(文献1,2).本稿は,薬物療法での治療が困難なプロラクチン産生下垂体腺腫に対するMet-PET/MRIの意義を検討したものである.対象はライデン大学下垂体センターに紹介された抵抗性または不耐容のためドパミン作動薬での治療が困難な18症例で,今後の治療方針の決定のためにMet-PET/MRIが施行された.9例が以前に経蝶形骨洞手術を受けていた.
のう胞性腺腫の1例のみで,Met-PET/MRIが偽陰性であった.