術中GH値によって先端巨大症の術後寛解の予測が可能か?

公開日:

2023年8月21日  

最終更新日:

2023年11月28日

【背景】

先端巨大症の術後長期寛解の術中予測は可能か.ミシシッピ大学医療センター脳外科は術中血中ホルモン(GH)値などの諸因子と長期寛解の関係を後方視的に検討した.対象は,2010年以降に経鼻内視鏡下摘出手術を行った先端巨大症患者47例(平均年齢47.6歳,男性59.6%,非初回手術12.8%).被膜外摘出は27.7%で実施された.GH値は摘出操作開始前,摘出操作中,摘出操作終了5分以内に測定した.長期寛解は,追加治療なしで,最終追跡時にIGF-1が性・年齢相応の正常範囲内で,ランダムに測定したGH値が1.0 ng/mL以下と定義した.追跡期間中央値は4.51年.