公開日:
2024年5月23日最終更新日:
2024年10月5日【背景】
非機能性下垂体腫瘍に対するガンマナイフ治療は長期の腫瘍コントロールをもたらすことが知られているが,5年以上の長期効果に関しての多数例でのエビデンスは乏しい.本研究は,世界のガンマナイフ11センターで,非機能性下垂体腫瘍術後の残存・再発例に対してガンマナイフ治療が実施され,その後5年以上の経過観察が行われた症例の解析である.対象は治療後の腫瘍のサイズを評価した360例(年齢中央値52.7歳,52%が残存例,10.9%が再発例,追跡期間中央値7.95年)と,下垂体機能を評価した351例(年齢中央値52.5歳,追跡期間中央値8年)である.下垂体機能低下の判定は研究参加各施設毎の基準に依った.
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