非機能性下垂体腺腫に対する経鼻内視鏡下手術後早期の低Na血症の予測因子は何か:USCケック病院の254例

公開日:

2025年9月23日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

下垂体腫瘍(pitNET)に対する経蝶形骨洞手術後に低ナトリウム(Na)血症が発生することは稀ではない.手術後3日目以降に発生する遅発性低Na血症についてはその頻度やリスク因子が多数報告されているが,手術後3日目までに発生する低Na血症の頻度やリスク因子に関する報告は少ない.本稿は,2012年から2023年までにUSCケック病院において経蝶形骨洞手術が施行された非機能性下垂体腫瘍254例の後方視的解析である.手術前や術後早期にデスモプレッシンが投与された患者は除外されていた.全例で術後3日以内に少なくとも1回の血清Na測定が行われた.65例(25.6%)で早期低Na血症(<135 mEq/L)が確認された.