非機能性下垂体腫瘍では腫瘍摘出度が高いほど術後の副腎皮質機能改善率が高い:Mayoクリニックの450例

公開日:

2026年1月7日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

経蝶形骨洞手術は非機能性下垂体腺腫に対する標準治療であるが,腫瘍による続発性副腎皮質機能低下が手術後どのように変化するかは不明である.
MayoクリニックのShinyaらは,2013年以降の約10年間に,経蝶形骨洞手術が実施された非機能性下垂体腫瘍の450例を対象に,術後の副腎皮質機能回復に関連する因子を検討した.対象症例の年齢中央値は60歳(範囲:18-86),腫瘍径中央値は24 mm(範囲:3-70),KnospグレードIII-IVは36%であった.続発性副腎皮質機能不全は,午前中の血中コルチゾール値 <5 μg/dLかつACTHが低いか正常範囲,あるいはACTH負荷試験に対する反応不良とした.