4 cmを超える巨大頭蓋咽頭腫の手術は開頭か内視鏡下の拡大経鼻経蝶形骨洞手術か:北京天壇病院の73例

公開日:

2026年2月9日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

頭蓋咽頭腫のうち4 cmを超える巨大頭蓋咽頭腫に対する開頭手術(TCA)と比較した内視鏡下拡大経蝶形骨洞手術(EEA)の優位性についてはまだ確定していない.
本稿は,北京天壇病院で,2011年から2023年の間に摘出手術が施行された巨大頭蓋咽頭腫73例の後方視的解析である.42例ではEEAが,31例ではTCAが採用されていた.EEAは2013年から導入され,経年的に増加し,近年は殆どの症例でEEAが選択されていた.術前の腫瘍径,臨床症状,下垂体前葉機能低下症の頻度,尿崩症の頻度には2群間で差はなかった.EEA群では第3脳室方向進展がやや多い傾向であった(54.8% vs 34.7%,p =.10).