85歳以上の超高齢者の下垂体腺腫に対する手術には意味があるのか:米国がん登録データベースSEERに基づく研究

公開日:

2026年3月10日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

85歳を超える超高齢者における下垂体腺腫をどうすべきであろうか?
ジョンズ・ホプキンズ大学のGouldらは,米国人口の26.5%をカバーするがん登録データベースSEERを基に,超高齢者(85歳以上)における下垂体腺腫の摘出術の意義を解析した.2000-2022年に下垂体腺腫として登録された患者のうち75歳以上は3,257例で,このうち75-84歳の高齢者は2,571例,85歳以上の超高齢者は686例であった.
摘出手術を受けた患者の割合は高齢者では30.4%(亜全摘:26.6%,全摘:3.8%)であったが,超高齢者では11.8%(亜全摘:10.8%,全摘:1.0%)と低下した(p <.001).