くも膜下出血を呈した頭蓋頚椎移行部動静脈瘻(CCJ-AVF)に対する治療はいつ行うのが良いのか:日本国内51例の解析

公開日:

2025年6月20日  

最終更新日:

2025年10月16日

【背景】

頭蓋頚椎移行部動静脈瘻(CCJ-AVF)はC1やC2レベルの稀な動静脈瘻である(文献1-3).その多くは硬膜動静脈瘻で,椎骨動脈から分枝する神経根髄膜動脈などから流入し,流出静脈は頚髄や脳幹表面を走向する.日本脊髄外科学会はCCJ-AVFに関する全国多施設共同研究を行っている(文献4-5).
対象コホート全体は現在111例であるが,本稿はその中でくも膜下出血を呈した51例(平均年齢67歳,男性36名)の解析である.動静脈瘻の高位はC1レベル72.5%,C2レベル25.5%で,左右差はなかった.動静脈瘻の局在は硬膜43%,硬膜外24%,神経根18%,脊髄周囲5.9%,多発病変9.8%であった.