脳外科における腰椎ドレーン感染のリスク因子:英国4施設1,017例の検討

公開日:

2025年9月23日  

最終更新日:

2026年1月1日

【背景】

腰椎ドレーン(LD)の感染は脳外科の日常臨床で遭遇するありふれたトラブルであるが,そのリスク因子についてはよくわかっていない.本稿はキングス・カレッジ病院など英国の主要な4病院の脳外科で,2009年からの15年間に実施された1,017件のLDにおける感染の発生率,リスク因子を解析したものである.患者平均年齢は49歳.LD挿入の疾患別適応は,頭蓋底手術33%,脳血管疾患(くも膜下出血を含む)20%,脳腫瘍10%,脊椎疾患7%,機能性疾患(正常圧水頭症を含む)23%,外傷その他7%であった.LD挿入の理由は髄液漏出の修復47%,水頭症24%,診断目的13%,予防目的13%などであった.