特発性頭蓋内圧亢進症患者での大きな静脈洞内圧格差(脳静脈洞狭窄)を予測する因子は何か:121例の解析

公開日:

2025年5月16日  

最終更新日:

2025年10月16日

【背景】

脳静脈洞狭窄,すなわちその前後での大きな静脈洞内圧格差は特発性頭蓋内圧亢進症(IIH)の主要な原因の一つであり(文献1),これに対するステント術の有効性が報告されてきた(文献2,3,4).このため,IIHの治療にあたっては静脈洞内圧格差が高い患者を予測することが重要となっている.トーマス・ジェファーソン大学(PA)脳外科は,2019年以降の4年間に経内頚静脈的に静脈洞圧が測定されたIIHの患者121例(平均年齢38.9歳,83.8%がBMI ≥30の肥満,95%が女性)を対象とした後方視研究で,静脈洞内圧格差亢進(静脈洞内の2点間の圧格差が8 mmHg以上)の予測因子を求めた.