膠芽腫に対する摘出手術時の脳室内進入は生命予後不良や遠隔再発と関連する:ピッツバーグ大学脳外科の282例

公開日:

2025年6月20日  

最終更新日:

2025年10月16日

【背景】

脳室下帯(SVZ)への膠芽腫の浸潤は腫瘍のアグレッシブさと関連することが知られている(文献1,2).膠芽腫の手術ではこのSVZの腫瘍を摘出する(当然,脳室に進入するリスクが上がる)のが良いのか,脳室への進入を避けるべきかについては議論が続いている(文献3-7).
ピッツバーグ大学脳外科は,2013年からの10年間に手術した膠芽腫282例を後方視的に解析して,手術による脳室内進入(VE)が予後に与える影響を検討した.VEは108例(38.3%)で生じていた.VE症例では腫瘍がSVZに接している症例が多かった(p <.001).VE症例は,非VE症例に比べて,PFS,OSが短かった(p =.003と<.001).