大きな転移性脳腫瘍に対するネオアジュバント治療としての定位手術的照射(SRS)の有効性:多施設第2相試験

公開日:

2025年6月20日  

最終更新日:

2025年10月16日

【背景】

転移性脳腫瘍摘出前のネオアジュバント治療としての定位手術的照射(SRS)の有用性は報告されているが(文献1),大きな転移巣では,高線量照射による脳浮腫や放射線壊死の発生が危惧されるところである.
本稿は,カナダとドイツの3施設で行われた,大型の転移性脳腫瘍に対する腫瘍摘出前の単回照射SRSの有用性に関する多施設第2相試験の結果である.腫瘍径20 mm以上(平均32±5 mm)の転移性脳腫瘍を有する35例(平均58.9±12.9歳)が対象.原発腫瘍は肺40%,消化管20%,乳腺8.6%などで,局在は85.7%が天幕上であった.SRS機種はガンマナイフ74.3%,サイバーナイフ25.7%であった.