公開日:
2025年7月11日最終更新日:
2025年10月16日【背景】
慢性硬膜下血腫周術期のアスピリンの投与継続は硬膜下血腫の再発リスクを高める可能性があるが(文献1-4),周術期のアスピリンの中止は心血管系イベントの出現につながる可能性がある(文献5,6).
本稿は,スイスにおける多施設二重盲RCT(SECA試験)の結果である.2018年から2023年にスイスの6ヵ所の脳外科センターで穿孔ドレナージ手術が行われた患者のうち,慢性硬膜下血腫発症前にアスピリンを内服していた155例(平均年齢78歳,男性83.9%)が対象となった.78例はアスピリンが継続され,77例は周術期に偽薬が12日間投与された.偽薬は,緊急手術では翌日か当日から,予定手術では手術の5日前から投与された.
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